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【例文あり】「承知」と「了解」の違い|ビジネス敬語の正しい使い分け

承知と了解の違いとは

上司からの指示や取引先からの連絡に返答する時、「承知しました」「了解しました」のどちらを使うか悩んだことはありませんか?

この2つの表現は似ているように見えますが、敬語レベルと使える場面が異なります。ビジネスパーソンなら正確に使い分けたい重要な敬語です。

目次

承知と了解の違いを一目で比較

項目 承知(しょうち) 了解(りょうかい)
敬語レベル より高敬語(丁寧) 一般的な敬語
使う相手 上司・目上の人・取引先 同僚・部下・カジュアルな相手
使うシーン 指示・指導を受ける時 情報を理解したことを伝える時
ニュアンス 相手の指示・命令を受け入れる 相手の話を理解した

「承知(しょうち)」の使い方と例文

承知は「相手の指示や依頼を受け入れる」という意味の敬語です。より高い敬語レベルなので、上司や取引先への対応に適しています。

承知の使用場面は以下の通りです。

  • 上司からの業務指示に対する返答
  • 取引先からの要望や依頼への返答
  • 目上の人の指導・指摘に対する返答
  • クライアントからのリクエストへの返答

ビジネスシーンの例文

例1)上司からの指示
上司:「この資料、明日の朝までに修正しておいて」
返答:「かしこまりました。承知いたしました。」

例2)取引先への対応
取引先:「今月末までに企画案を提出してください」
返答:「ご指示ありがとうございます。承知いたしました。」

例3)クライアントからのリクエスト
クライアント:「色合いをもっと暖色系にしてほしいのですが」
返答:「かしこまりました。承知いたしました。修正させていただきます。」

例4)メールでの返答
「ご指示の件、承知いたしました。本日中に完了いたします。」

例5)電話での返答
「承知いたしました。ご指摘いただきありがとうございます。改善させていただきます。」

「了解(りょうかい)」の使い方と例文

了解は「相手の話を理解した」という意味です。敬語として使えますが、承知よりもカジュアルなため、同僚や部下との会話に向いています。

了解の使用場面は以下の通りです。

  • 同僚からの指示や情報に対する返答
  • 部下への業務指示への確認返答
  • チャットやLINEでのカジュアルな返答
  • 情報の受け取りを確認する時

ビジネスシーンの例文

例1)同僚からの指示
同僚:「午後の会議、資料を持ってきてくれる?」
返答:「了解です。」

例2)部下への業務指示
上司(部下へ):「このファイルを整理しておいて」
部下:「了解しました。」

例3)メールでのカジュアルな返答
「了解しました。確認次第、ご連絡します。」

例4)チャットでの返答
「了解です。ありがとうございます。」

例5)情報受け取りの確認
「明日の会議時間が15時ということで了解しました。」

注意点とよくある間違い

間違い1)取引先に「了解しました」と返答する
外部の人への対応では「承知しました」が適切です。「了解」はカジュアルすぎて、失礼に映ることがあります。

間違い2)「了解です」を目上の人に使う
敬語としての「了解しました」も、相手が上司や外部の人なら「承知いたしました」を選びましょう。

間違い3)どちらかしか使わない
相手や場面に応じて使い分けることが大切です。両方の違いを理解すれば、より信頼される対応ができます。

コピペして使えるテンプレート集

上司や取引先への返答(承知を使う)

  • 「ご指示ありがとうございます。承知いたしました。」
  • 「かしこまりました。承知いたしました。本日中に対応させていただきます。」
  • 「承知いたしました。ご指摘ありがとうございます。修正いたします。」
  • 「お忙しい中、ご説明ありがとうございます。承知いたしました。」

同僚や部下への返答(了解を使う)

  • 「了解しました。今すぐ対応します。」
  • 「了解です。ありがとうございます。」
  • 「了解しました。完了したらご報告します。」
  • 「了解。午前中に終わらせておきます。」

「承知」と「了解」の違い|まとめ

「承知」は相手の指示・指導を受け入れる際の高敬語。「了解」は相手の話を理解したことを伝える敬語です。

上司や取引先には「承知いたしました」、同僚や部下には「了解しました」と使い分けることで、相手に信頼と好印象を与えることができます。

ビジネスシーンでは相手や場面を見極めた対応を心がけましょう。

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