前年比と増減率(増加率/減少率)の計算~150%と150%増の違いとは?

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前年比

先日仕事である資料を眺めていたら、「ん?」と違和感を覚えました。

具体的な事例を書くことは避けますが、簡単にいうと、前年に対して数字が増えたときの%での表現の仕方が間違っていたのです。

 

例えば、前年に対して売上が100万円から150万円に増えたとき、%で表すとどのような書き方が正解なのかという問題です。

結論からいうと、前年比150%(前年に比べて150%だった)、あるいは対前年増減率50%(前年に対して50%増えた)とするのが正解で、前年比150%増加と書くのは誤りということになります。

 

もう少し詳しく計算方法について説明します。

 

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1.前年比の計算方法

前年比は前年と比較するときに使い、以下の計算式で求めることができます。

今年度の数字÷前年度の数字

例えば、今年度の売上が150万円で、前年度の売上が100万円だった場合、

150÷100=1.5

1.5倍ですね。これを割合(%)に直すと100をかけて、
前年比150%となります。

 

逆に、減少する場合、今年度の売上が80万円で、前年度の売上が100万円の場合、

80÷100=0.8

つまり、前年比80%となります。

 

2.増減率(増加率と減少率)の計算方法

対前年増減率は前年からどれだけ増えたか(減ったか)を表すときに使い、以下の計算式で求めることができます。

(今年度の数字÷前年度の数字)-1

上記の例でいうと、

(150÷100)-1=0.5

割合(%)に直すと100をかけて、
対前年増加率50%となります。

 

逆に、減少する場合は、上記の例でいうと、

(80÷100)-1=-0.2

割合(%)に直すと100をかけて、
対前年増減率-20%(減少率20%)となります。

 

3.前年比と対前年増減率との混同に注意

上で説明したように、前年比対前年増減率は違いますので、資料に書き込む際には注意が必要です。

 

増加した場合(前年比150%と前年比150%の違い)

売上が100万円から150万円に増えた場合、

前年比150%(前年と比較して150%)は正解。

対前年増減率(増加率)50%(前年に対して50%増加した)も正解。

 

これに対して、
前年比150%増加(前年比プラス150%)は間違いとなりますので注意してください。

この書き方だと、今年度の売上は250万円になってしまいます。

つまり、100%増加は2倍と同じことです。100万円の100%増加は200万円です。

 

減少した場合(前年比80%と前年比-80%の違い)

減少した場合も同様です。

売上が100万円から80万円に減少した場合、

前年比80%(前年と比較して80%)は正解。

対前年増減率-20%(減少率20%)(前年に対して20%減少した)も正解。

 

これに対して、前年比80%減少(前年比マイナス80%)は間違いとなります。

この書き方だと、今年の売上は20万円になってしまいます。

 

まとめ

ちょっとした書き方ひとつで意味が全く違ってしまいますので注意しましょう。

特に外部の人に説明する際に使う資料には正確に記載しないと、誤った情報を与えてしまうことなります。

 

相手に誤解を与えないためにも、また自分が恥をかかないためにも、前年比、対前年増減率の使い方をしっかりと覚えておくとよいと思います。

 

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