ダンボール工作第1弾として僕が最初に手掛けたのは、ダンボール滑り台でした。
最初の子供が1歳になる直前くらいに、子供が家の中でものびのびと遊べるようにと、張り切って作りました。
子供の安全も考えてしっかりしたものを作ろうと考えたら、やっぱりそれなりの手間と時間はかかります。
決して簡単ではありませんが、その分丈夫なダンボール滑り台が出来上がります。
使っていくうちにボロくはなってきますが、土台がしっかりしているため、6年経過した今でも十分使えますし、2人の子供でまた違った使い方をして遊んでいます。
しっかりしたダンボール滑り台の作り方のヒントと、いろんな遊び方の例をご紹介します。
1.ダンボール滑り台の作り方
1-1.【材料】
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ざっくりした数量で申し訳ないですが、ダンボールはとにかく量が必要となります。
おすすめは、赤ちゃん用オムツのダンボール(店頭に出される前に4つほどセットになって梱包されているダンボールのこと)です。
近くのドラッグストアやホームセンター、赤ちゃん本舗などでオムツを買ったついでに空のダンボールをもらえないか聞いてみましょう。(※お店によってはもらえないところもあるので、諦めて違うお店を探しましょう)
とにかく大量に入りますので、1か所だけでなくいろんなところからもらってくるといいかと思います。
大きいものがなかなか手に入らない場合は、ダンボールを繋いで作ることになります。
繋ぎ目はできる限りない方がいいので、できれば大きめのダンボールがあるに越したことはありません。
強度を増すためにダンボールを6枚重ねにして木工用ボンドで貼り合わせますので、木工用ボンドも容量が多いものを買うとよいと思います。
割り箸は、釘の代わりに使います。両端が細くなっている割り箸の方が刺しやすいのでおすすめです。100均に売っているもので結構です。
ガムテープは上から重ね貼りできる布のガムテープがおすすめです。
今回ご紹介する滑り台は、同じパーツのダンボールを6枚重ねにしますので、とにかくダンボールをカットするのが手間になります。少しでも楽にカットするためにも、大きめのカッターがあると便利です。100均でも売っています。
1-2.寸法(ヒント)
「パパママつくって!かわいい段ボール家具」(著者:石倉ヒロユキ)という本に作り方の詳細が載っています。絶版となっていますので、気になる方はお近くの図書館か中古品で探してみてください。
著作権の関係上、作り方の手順や寸法図を掲載することは控えますが、おおざっぱなヒントだけ掲載したいと思います。
階段の天井部分です。
裏側はこうなっています。
1-3.カット&ペースト
同じパーツをすべて6セット作りますので、ダンボールから寸法どおりのパーツを切り出します。
全部切り出してから貼り付けていては収拾がつかなくなりますので、1つのパーツを6枚切り出せたら木工用ボンドで6枚貼り付けていくと手順の方がよいと思います。
カットする際は、カッティングマットがあればいいですが、なければ床の上にダンボールを敷かないと床が傷ついてしまいますので注意してください。
この作業をすべてのパーツに対して行います。ここが一番骨が折れる作業となりますので、投げ出してしまわないよう、気合いを入れて頑張りましょう!
1-4.組み立て(割り箸釘)
6枚重ねしたパーツを組み合わせる作業になります。ボンドやガムテープで仮固定したあとに、割り箸を釘代わりに差していきます。あらかじめ長いドライバーなどで穴を開けておくとスムーズに入ります。
ただし、割り箸の太さ以上に穴を開けてしまうとスカスカで意味がありませんので、あくまでも割り箸の太さ未満の穴を開けるようにしてください。
○印を付けたところは、裏側に板がありますので、それと結合させるために割り箸釘を差し込んでいきます。
割り箸は半分の長さで十分ですので、半分に折っておきましょう。
1-5.仕上げ
手すりのところは段ボールの断裁面が見えないように、上から手すりの太さにカットした段ボールを貼りつければ、見た目がきれいに見えます。
子供が怪我をしないよう、
割り箸釘が飛び出していないか
段ボールの切り口が危なくないか
強度は大丈夫か
などを最終チェックしましょう。
1-6.作業時間
トータルで20時間くらいかかったかと思います。結構大変でしょ!?(笑)
僕の場合は一気に仕上げてしまいたかったので夜中まで頑張って、平日4時間で5日間で仕上げました。
あまり時間が取れない方は自分のペースで作ればいいと思いますが、繰り返しの作業が多いので、一気に仕上げた方が気分的に楽だと思います。
➡ダンボールや牛乳パックを使った手作りおもちゃ15選も合わせてご覧ください!
2.いろいろな遊び方
2-1.滑り台として遊ぶ
普通に滑り台として何度も何度も繰り返し滑ります。
慣れてくると頭から滑ったりもします。
1歳くらいになれば、滑るところから登って滑ることも出来ちゃいます。
2-2.ぬいぐるみやミニカーなどを滑らせて遊ぶ
自分が滑るのではなくて、モノを滑らせて遊ぶようになる時期がきます。しまじろう、アンパンマン、犬のぬいぐるみや、男の子ならミニカーなどを滑らせたりして楽しんでいます。
2-3.落書きして遊ぶ
これは避けて通れませんね。どんどん落書きさせてあげてください!
シールなどもどんどん貼られていきますが、子供が遊ぶものなので好きにさせてあげましょう!
2-4.押し入れ(秘密基地)への出入口として使う
押し入れの中におもちゃをいっぱい敷き詰めて秘密基地をつくったりします。
5歳くらいまでは自力で上に登れませんので、滑り台をくっつけて滑るところから登って、出るときは滑って降りてきます。
この滑り台があれば簡単に、そして楽しく出入りができるようですね。
2-5.押入れの上からでんぐり返し
押入れにくっつけて、滑り台の上に敷布団を2枚重ねます。滑り台の下にも布団を1枚敷いておき、押入れの上からでんぐり返しをして遊んでいます。
また、上の写真右の状態で、押し入れの上から布団の上を走って駆け下りたり、横向きになって転がり落ちたりと自分たちで考えながら思い思いに遊んでいます。
もちろん危ないのでサポートはしますけどね。
日に日に危険度が増してきます。(笑)
➡ダンボールで手作りした乗って遊べる車もロングヒット作品です。
まとめ
作るのは結構気合いを入れないとできませんので、覚悟をもって作り始めてくださいね。
作りだしたら一気に仕上げた方がいいかと思います。
作ってから6年以上も使い続けてくれるのは嬉しい限りで、作った甲斐がありますね。
下の子供(4歳)もまだまだ使いますし、甥っ子、姪っ子が来た時にも必ず滑って遊んでいきます。
強度も今のところ全く問題なさそうなので、まだまだ活躍してくれそうです!
【追伸】
8年目、ついにその役目を終えました。
家の物が多くなってきたこと、子供がもう使わなくなったことから、ついに壊すことにしました。
段ボールですが、さすがに資源ごみには出せませんので、カッターで細かく切り刻んで、普通ゴミに出しました。
プラスチック製の滑り台なら、粗大ごみに出さないといけませんが、段ボールなのでその点は簡単に捨てられましたね。ただ、細かく切り刻むのにちょっと労力を使いました・・・
➡【子供も大喜び】ダンボールでガチャガチャと自販機を作ってみた!