幼児から小学生の娘がいるご家庭では、こんな言葉を娘から言われたパパは多いんじゃないかと思います。
「パパ嫌い。ママの方が好き。」と。
私は子供のことが大好きで、愛情をたっぷり注いでいるつもりですが、叱ったり、喧嘩したりすると、私も娘から時々言われます。
この「パパ嫌い。」という言葉を受けてショックを受ける父親もいれば、別にショックを受けることなく受け流せる父親もいると思うんですね。
私は娘のこの言葉にショックを受けることはありません。(ショックを受けているような態度を取ることはあります。)
その理由と、そう言われたときの対処法、普段からの娘との接し方などについて、私が思うところを書いていこうと思います。
1.「パパ嫌い。」の真意とは
父親と娘の普段の関わり方でやや真意が異なるかと思いますので、場合を分けて考えてみたいと思います。
父子の関係性が密の場合
私と娘の場合はこれに当てはまります。普段はとても仲が良く、パパパパと言って懐いてきます。ですから、「パパ嫌い。」というのは私が叱った場合や喧嘩した場合に限られます。
父親と娘の関係性が築けている場合の「パパ嫌い。」は本心ではありません。
一時的な感情表現なので、パパとしては特に深刻に受け止める必要はありませんし、過敏に反応する必要もありません。
父子の関係性が希薄な場合
これに対して、父親と娘の関係性をあまり築けていない場合は若干異なるかと思います。
これは父親が娘に無関心という場合もありますが、そうでなくて娘のことは大切だけども仕事が忙しくて相手をしてあげられない場合も当てはまります。
そもそも無関心の場合は娘から「パパ嫌い。」と言われてもショックを受けるわけもなく、ここでの議論の趣旨からは外れますので、娘のことは好きだけどなかなか相手をしてあげられていない場合を想定して考えてみようと思います。
この場合の「パパ嫌い。」は、関係性が築けている場合と異なり、普段のコミュニケーション不足、愛情不足によるものだと考えられます。遊んでくれない不満や寂しさがこの言葉に込められているのではないでしょうか。
このような場合は、パパはこの言葉をしっかりと受け止めて、自分と娘との関係性を見つめ直してみるといいと思います。
2.「パパ嫌い。」を言われた時の対処法
「パパ嫌い。」と言われた時のパパの反応をいくつか推測してみます。
①「あっそ。」
②「パパも○○ちゃんのこと嫌いや。」
③「パパは○○ちゃんより、△△君の方が好き。」
④「そんなこと言うなら遊んであげないよ!」
⑤「なんでそういうこと言うの?」
⑥「パパは○○ちゃんのこと、大好きやで!」
さて、あなたはどれに当てはまるでしょうか。
①「あっそ。」という無関心はダメですね。子供って何かを訴えているんです。反応してほしいんです。無視や無関心な言葉はやめた方がいいですね。
②「パパも嫌い。」は売り言葉に買い言葉。大人の対応ではないですよね。もう少し大人な対応をしましょう。
③「パパは△△君の方が好き。」は、絶対やめましょう。愛情不足を感じている娘にそれを言うと、父親と娘の関係はさらに悪くなります。
④「遊んであげないよ。」は、ある意味脅迫ですよね。「パパ嫌い。」と言われてイラっとするかもしれませんが、グッとこらえましょう。
⑤「どうしてそういうこと言うの?」と怒る感じじゃなくて、理由を尋ねるのはアリだと思います。子供はおそらくこの「パパ嫌い。」に多くのメッセージを込めていると思いますので、怒らず丁寧に聞いてみましょう。
⑥「パパは大好きだよ。」とあえて言う。これが一番効果あるんじゃないかと思います。私も娘と喧嘩したときに「パパ嫌い。」と言われたら、絶対こういうようにしています。すると娘も、怒りながらも「○○も好きだけどさー!」と返してきます。娘の言葉に反発するんじゃなくて、包み込んであげることが大事なんじゃないかと思います。
3.普段からの娘との接し方
幸い私の場合は、平日でも娘が起きている時間帯に帰ってこられますので、娘とコミュニケーションする時間は確保できています。
反対に普段あまりコミュニケーションできていない方は、確保できるわずかな時間に、たくさんの愛情表現をしてあげるといいと思います。
ただなんとなく一緒に遊ぶというだけでなく、娘をちょっと過剰なくらい誉めてみたり、直接言葉で「大好きだよ。」と伝えてみたりしながら、パパはこんだけ○○ちゃんのことを大切に思っているんだよ、ということを娘に感じてもらえるよう、いろいろと工夫してみるといいかなと思います。
まとめ
長々と書きましたが、「パパ嫌い。」に対しては、「パパは大好きやぞ!」とはっきりと返すのがパパと娘双方にとって、一番いい対処法なのかなと思っています。
大人なんだからムキにならないことです。広い心をもって対応しましょう。
➡子供の叱り方の私なりの考えについてはこちらをご覧ください。
➡子供の機嫌を直す方法についてはこちらをご覧ください。