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子供が熱中症にならないために大人(親・教師)が取るべき8つの対策

子供

暑さ対策

熱中症とは、簡単にいうと、暑い環境で過ごしていると、体がその暑さに適応できなくて様々な異変を起こすことをいいます。

症状としては、軽症、中等症、重症という段階があります。

軽症めまい、顔のほてり、立ちくらみ等
中等症頭痛、吐き気、嘔吐、体のだるさ(力が入らない)等
重症けいれん、体が熱い、まっすぐ歩けない、呼びかけに反応しない等

 

この熱中症は、大人より子供の方がなりやすいと言われています。子供はまだ体も心も未発達な状態です。保護者である親や学校においては教師がしっかりと子供の様子を観察しておく必要があります。

 

大人より子供の方が熱中症になりやすい理由を知った上で、大人(親や教師)がすべき8つの対策について押さえておきましょう。

 

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1.子供の方が熱中症になりやすい理由

体温調節機能の未発達

子供は体温の調節機能が発達していません。そのため、汗をかく能力が低く、体に熱がこもりやすいので、体温が上昇しやすくなります。

自分で予防策が取れない

特に乳幼児の場合は、自分で水分補給することもできないし、服を脱いで暑さを調整することもできません。

反射熱の影響大

大人と比べて背が低い子供は、地面からの照り返しの影響を受けやすいといえます。大人の顔の高さの温度が32℃のとき、子供の顔の高さの温度では35℃あると言われています。

 

こうした理由により、子供は大人より熱中症にかかりやすいため、第1次的には親がしっかりとケアをしてあげる必要があります。

 

2.大人(親・教師)がすべき8つのポイント

2-1.普段からの対策

①子供の体力づくり

栄養バランスの取れた食事を子供に与えることが大切です。夏場になるとどうしてもそうめんんなどの簡単な料理で済ましてしまいがちですが、肉と野菜のバランスの取れた食事で子供の体の基礎づくりをしてあげましょう。

また、睡眠が不十分だと頭がぼーとするなど、暑さに負けてしまいます。十分な睡眠を取るよう、早めに寝かしつけましょう。

体の免疫力が下がっていると、熱中症にかかりやすくなりますので、しっかりとした体力づくりが必要です。

②日頃から暑さに慣れさせること

普段エアコンの効いた部屋ばかりにいると、暑さに弱くなり外の猛暑にはとてもじゃないけど耐えられません。

本格的に暑くなる前の段階から外で遊んだり運動するなど、ある程度の暑さには耐えられる体を作っておくことが大切です。

親が暑いからといって、エアコンの部屋ばかりにいると、子供の暑さへの耐性もつきません。猛暑のときはあえて外に出る必要はありませんが、日頃から暑さに慣れさせることは熱中症を予防するうえでも大切なことです。

2-2.その都度の対策

③熱中症のサインを知る

子供が赤い顔をしていたり、大量の汗をかいていたら熱中症のサインです。

また、子供の言葉にも耳を傾けましょう。「疲れた」、「だるい」などの言葉に注意しておきましょう。

こうしたサインが出たら、すぐに涼しい場所で十分な休息を取らせることが大切です。

④こまめな水分補給をさせる

汗と一緒に体の中の塩分も外に出てしまいますので、水分補給と同時に塩分補給も必要となります。

スポーツドリンクであれば、塩分も同時に補給できるので、おすすめです。大量に飲みすぎるのも糖分の取りすぎになってしまいますので、スポーツドリンクを薄めるとか、お茶と併用するなどして調整してください。

お茶でも緑茶だと利尿作用があるので、麦茶の方がおすすめです。飲み物が麦茶だけの場合は、塩分補給として塩飴なども与えておきましょう。

水筒などに入れて学校へ持っていかせましょう。

⑤日よけグッズの活用

直射日光が頭に当たると頭部の温度が上がって熱中症のリスクが高まります。外出するときは子供に帽子を必ずかぶせましょう。色が薄めで、つばが大きく、通気性のある帽子を選びましょう。一番ベストは麦わら帽子ですね。

麦わら帽子

大人の女性はよく日傘を差しますが、別に子供が差したって問題ありませんよね。むしろ、熱中症対策としては子供も日傘を差した方がいいです。自分で傘を差せる年齢の子であれば、日傘を用意してあげるといいと思います。

⑥熱を下げるグッズの活用

冷感スプレーや、冷感タオル、ミニ扇風機などは100均でも買うことができます。

特に冷感タオルは水に濡らして首に巻くだけですので、通学のときに着用させるといいと思います。首回りを冷やすことは熱中症対策として有効です。

⑦服装にも注意

なるべく麻や綿など通気性のよい素材を使った衣服を選ぶようにしましょう。下着も吸水性があるものか、速乾性があるものを選ぶといいと思います。

⑧わずかな油断も禁物

車で買い物に行ったときに、子供が寝てしまった場合、少しの間でも子供を車の中に放置しないでください。

炎天下では車の中はすぐに高温に達します。子供にとっては灼熱地獄ですよ。こうした事故で亡くなる子供が毎年のように出ます。そんなつもりではなかったでは済まされません。

起こすのがかわいそうだというなら、一回家に帰りましょう。どうしても買い物を済ませたい場合は、大変かもしれませんが子供も一緒に連れていきましょう。

 

まとめ

子供を守るのは親の責務でもあります。親が熱中症に対する知識を身に付け、常に子供の目線で考えてあげてください。

上記のことを知っているだけでもだいぶ違うと思いますが、実践することが最も大切なことですので、子供のために是非実践してください。

 

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