岐阜の金華山のふもとにある岐阜公園内には、岐阜市歴史博物館のほかに、現存する日本最古の昆虫博物館があります。
ギフチョウを発見したことで知られる名和靖博士が、名和昆虫研究所の付属施設として1919年(大正8年)に開館した昆虫専門の博物館です。
普段見ることができないような珍しい昆虫がいっぱい。虫嫌いな人にとってはとんでもない!?ところですが、逆に虫好きにとっては至高の場所と言えるのではないでしょうか。
好奇心旺盛な子供にとっても、楽しみながら勉強できる施設だと思います。
1.名和昆虫博物館へはどうやっていくの?
住所は、岐阜県岐阜市大宮町2-18(岐阜公園内)です。
JR岐阜駅からバスで行く場合、北口バスロータリー12番・13番乗り場から乗車して最寄りのバス停「岐阜公園・歴史博物館前」まで13分。バス停から名和昆虫博物館まで徒歩3分程度で着きます。
車で行かれる場合は、専用駐車場はありませんので、有料駐車場あるいは少し離れた無料の駐車場を利用してください。
岐阜市HPより抜粋(一部赤枠追加)
2.開館時間・休館日・入館料は?
開館時間
10:00~17:00
休館日
水曜日と木曜日です。
ただし、祝日の場合は開館しています。
※夏休み期間は無休
※12月、1月、2月は火曜日、水曜日、木曜日が休館日となりますのでご注意ください。
入館料
一般(高校生以上)500円
子供(4才以上) 400円
ちなみに名和昆虫博物館の割引クーポン等は見たことがありません。
3.見どころ
珍しい昆虫の標本
昆虫専門の博物館だけあって、これまで見たことがない、あるいは図鑑でしか見たことがないような珍しい昆虫がいっぱいいます。
ギフチョウをはじめ、青く光るモルフォチョウなど他にも珍しいチョウの標本や、見たこともない昆虫たちの標本が多数あります。
また、子供が大好きなカブトムシ、クワガタムシもこんなに種類があるの?というくらいいろんなカブト・クワガタを見ることができます。もちろん、あの有名なヘラクルスオオカブトの標本もありますよ!
世界最大のセミや、見たこともない巨大なゴキブリ、美しすぎるガ、巨大サソリなどなど、世界の珍虫・奇虫に出会うことができます。一回見たら忘れられないくらいの衝撃的な虫たちです。
勇気のある方だけが見られるように、蓋を開くと中にはなんと・・・これ以上は行ってお確かめください(笑)。こういう仕掛けがいくつかありますが、まあすごいです。
クイズラリー
2階には、子供も大人も楽しめるクイズラリーがあります。全部で13問。実際の標本を用いてのクイズなので、同時に鑑賞も楽しめ、クイズも楽しめるという一石二鳥ですね。枝や葉っぱに擬態した虫が何匹いるかというクイズなんかはおもしろいですね。
また、クイズの解答用紙が応募用紙にもなっていて、クイズ終了後に応募箱に入れると、ヘラクルスオオカブトやギフチョウの標本などの景品が当たるかもしれません。(抽選で1年間に30名だそうです)
ちなみに正解は、応募箱付近に掲示されていますので、最後答え合わせをしてみてください。
建物(外観)
名和昆虫博物館の建物は、レトロな洋風建築で、当時新進気鋭の近代建築家武田五一氏によって設計され、1919年(大正8年)に竣工したものだそうです。歴史がありますね。
ちなみに、文化庁の登録有形文化財(岐阜県第1号)にも指定されていますし、岐阜市の都市景観重要建築物となっています。
おまけ
建物の前には人懐っこい猫がいて触ったりできますので、虫も猫も好きな方は最高ですね!
まとめ
図鑑でみるより、実物の標本の方がやっぱり圧倒されますね。気持ち悪さもある半面、感動も覚えます。ちなみに標本の販売もされています。
ただ標本の虫さんたちが実際その辺にいたら・・・と想像するとぞっとしますね。
金華山を登ったあとなんかに行ってみるといいかもしれません。
他にも、名和昆虫博物館のお隣の岐阜市歴史博物館やすぐ近くの岐阜大仏もおすすめです。
2018年3月にオープンした「ちびっこ天下広場」も子供は喜びますよ。