2011年から岐阜県岐阜市で毎年4月(2016年までは5月)に開催されているハーフマラソンです。
正式名称は、「高橋尚子杯ぎふ清流ハーフマラソン」と言うのですが、高橋尚子杯という冠が付いていますね。高橋尚子さんが岐阜市出身ということもあり、この大会に全面的に協力しています。毎年、この大会に参加されて、盛り上げてくれていますよ!
1.大会のコース
岐阜のサッカーチーム FC岐阜のホームである岐阜メモリアルセンターをスタートして、金華橋を渡ります。
金華橋通りを岐阜駅方面に走っていくと、岐阜市の新名所「ぎふメディアコスモス」(図書館が入った複合施設)が見えます。ぎふメディアコスモスは、建築界のノーベル賞とも言われるプリツカー賞を受賞した伊東豊雄さんが設計した建物です。
JR岐阜駅前まで行ったら折り返します。駅前には黄金の織田信長像がそびえ立っています。しかし、残念ながら駅方面を向いているので、信長さまのお尻を拝むことになります。
金華橋通りを再び戻りまして、今度は川沿いを走っていきます。途中、昔の城下町の雰囲気が残る「川原町」を駆け抜けます。右側には頂上に岐阜城がそびえ立つ金華山、左側には美しい清流長良川に囲まれ、豊かな自然の中を走っていきます。鵜飼大橋まで行くと、約半分の10キロ地点となります。
そのままさらに堤防沿いを走り、千鳥橋を北へ渡ります。今度は川の反対側を戻る形で走っていきます。
岐阜市の老舗ホテルのひとつでもある岐阜グランドホテルの前まで来たら、「長良川プロムナード」と呼ばれる遊歩道に入ります。このプロムナードは、2017年にリニューアルされて明るくきれいになりました。
プロムナードを通り抜けると、次は堤防下にある「高橋尚子ロード」を走ります。ここは普段もジョギングしている人がたくさんいます。
尚子ロードを通りすぎると、あとはゴールの岐阜メモリアルセンターへ一直線です!
このコースは、高橋尚子さんが監修し、IAAF(国際陸上競技連盟)に認定されたコースです。平坦で走りやすく、走りながら眺める景色が抜群です!また、岐阜の名所も見られるコースは県外からの参加者は嬉しいですよね。
2.エントリー
2018年第8回大会のエントリーはすべて終了しています。
来年のエントリーをお考えの方は、だいたいの時期を把握しておくとよいと思います。
ハーフマラソンは去年(2017年)より500円、3km部門は200円値上がりしています。
エントリーの早い時期順に紹介します。
宿泊付きエントリー
定員 | ハーフマラソン200名(先着順です) |
参加料 | 7,000円(別途宿泊料が必要です) |
受付 | 2017年10月17日(火)午前10時10月27日(金)午後6時まで |
チャリティーエントリー
定員 | ハーフマラソン1,800名、3km 200名(先着順です) |
参加料 | ハーフ11,000円、3km 6,000円 |
受付 | 2017年10月30日(月)正午~11月3日(金)午後11時59分まで |
一般エントリー
定員 | 上記を含め、定員に達しだい、受付終了。 (ハーフ10,000名、3km 1,000名) |
参加料 | ハーフ7,000円、3km2,000円 |
受付 | 【ハーフ】2017年11月10日(金)正午~11月14日(火)午後11時59分まで 【 3km 】 2017年11月10日(金)正午~12月22日(金)午後11時59分まで |
ちなみに一般エントリーは、すぐに埋まってしまいますので、来年エントリーされる場合はご注意ください。当日に受付締切になっちゃいます!
3.スケジュール(2018年)
前日 ナンバーカード配布
4月21日(土)10:00~20:00
※ハーフマラソンの当日受付はしていませんのでお気を付けください。遠方からの参加者は手間かもしれませんが、その分岐阜のまちを楽しんでいってくださいね。
当日
4月22日(日) ※当日は非常に混むため、早めに会場に行くことをおすすめします。
ハーフマラソンでは、日本陸連に登録されている選手と一般参加者とでは、スタート時間が違います。日本陸連登録選手の方が10分早い9時スタートです。制限時間は3時間5分です。
日本陸連登録選手 | 9:00スタート |
一 般 参 加 者 | 9:10スタート |
3km部門は、9:25スタートで、制限時間は25分です。
※2017年(第7回)から、4月開催に変更されています。5月では暑いからという理由だそうです。
4.招待選手
2012年に国際陸上競技連盟(IAAF)のブロンズラベルに認定されたのを皮切りに、2014年にはシルバーラベルに格上げ、2016年にはゴールドラベルに格上げされています。
認定の条件として、日本の選手も含め海外からも実績のある選手を招待しなければなりません。
認定条件等については、ぎふ清流ハーフマラソン 最高ランクのゴールドラベルって?をご覧ください。
これまでの主な招待選手を紹介します。(連続して招待されている選手もいます)
第1回 | キャサリン・ヌデレバ(女子:北京五輪銀メダリスト)ほか |
第2回 | リディア・シモン(女子:シドニー五輪銀メダリスト)ほか |
第3回 | ゼルセナイ・タデセ(男子:ハーフマラソン世界記録保持者)ほか |
第4回 | ビダン・カロキ(男子:当大会記録保持者) |
第5回 | 川内優輝(男子:最強の市民ランナー)ほか |
第6回 | 福士加代子(女子:2014リオ五輪に初出場)ほか |
第7回 | ジョイシリネ・ジェプコスゲイ(女子:2017年に女子世界新記録樹立)ほか |
第8回 | 川内優輝(男子:2018ボストンマラソン優勝)ほか |
※川内優輝選手は毎年招待されています。
5.結果(リザルト)
男子選手 | 記録 | 女子選手 | 記録 | |
第1回 | マーティン・マサシ (ケニア) | 1時間00分47秒 | 黒田真央 (日本) | 1時間13分45秒 |
第2回 | マーティン・マサシ (ケニア) | 1時間01分29秒 | レネ・カルマー (南アフリカ) | 1時間13分02秒 |
第3回 | ゼルセナイ・タデセ (エリトリア) | 1時間00分31秒 | メスタウェット・トゥファ (エチオピア) | 1時間10分03秒 |
第4回 | ビダン・カロキ (ケニア) | 1時間00分02秒 | ビシリン・ジェプケショ (ケニア) | 1時間10分53秒 |
第5回 | ジェームズ・ルンガル (ケニア) | 1時間02分21秒 | ユニスジェプキルイ・キルワ (バーレーン) | 1時間09分37秒 |
第6回 | パトリック・ムエンド・ ムワカ (ケニア) | 1時間01分51秒 | ユニスジェプキルイ・キルワ (バーレーン) | 1時間08分55秒 |
第7回 | アレクサンダー・ムティソ (ケニア) | 1時間00分57秒 | ジョイシリネ・ジェプコスゲイ (ケニア) | 1時間07分44秒 |
第8回 | ニコラス・コシンベイ (ケニア) | 1時間01分12秒 | デギトゥ・アズメロー (エチオピア) | 1時間09分53秒 |
もう一度、日本の選手に優勝してもらいたいですね!
まとめ
2011年に始まったまだ歴史の浅い大会ですが、瞬く間にゴールドラベルを取得するなど、最も勢いのあるハーフマラソン大会ではないでしょうか。
今年エントリーできなかった方は、来年に向けて今からトレーニングをしておきましょう(笑)