岐阜市を代表する金華山。まちなかにある標高329mの山で、頂上には織田信長が天下統一の拠点とした岐阜城がそびえ立っています。また、全国的にも珍しいリス村があります。(ブラタモリというテレビ番組でも紹介されています)
金華山の頂上へはロープウェーを使っていくこともできますが、山登りの初心者から上級者まで楽しめる登山コースがいくつもあり、老若男女問わず山登りを楽しむ光景がよく見られます。
中には健康のために毎朝登っているという方もいます。うちの子は2歳から一緒に登っていますが、3歳になった頃には下から上まで抱っこしないで完全に一人で登れるようになりました。
今回は、登山初級者におすすめのコース「七曲り登山道」の紹介と、子供が飽きないで頂上まで登り切るための秘訣について書いていきたいと思います。
1.初心者コース「七曲り登山道」とは
金華山には10もの登山コースがありますが、もっともやさしいコースとして人気があるのが「七曲り(ななまがり)登山道」です。小さい子供からご高齢の方まで幅広い層の方が利用しています。
ぎふネイチャーネットより
岐阜公園ドライブウェーの入口付近に「七曲り登山道」への入口があります。
頂上までの距離は1,900m、時間にして60分くらいが目安となります。(大人の方ならもう少し早く登れると思います)
中級者コースとして「百曲り登山道」もあるんですが、「七曲り登山道」は七曲というだけ急な坂道がなく全体としてゆったりとした道になっています。
また、休憩スポットとしてところどころにベンチが用意されていますので、ちょっと疲れたなぁと思ったときにはとても便利です。
2.3歳児でも自力で登れるの?
子供の体格や体力にもよると思いますが、うちの2人の子(娘、息子)は、3歳になった頃には一人で登れるようになりました。下の息子は標準より大きいですが、上の娘は標準的な体格です。
子供と一緒に山登りするのは楽しいですが、抱っこをせがまれると親は結構きついですよね。
抱っこしなくても自分で登れるようにするためのポイントがいくつかありますので、以下にまとめてみました。
3.子供が自力で登るための4つのポイント
①子供のペースでゆっくり登る
大人と子供とでは歩幅も違うし、歩くスピードも違います。親に付いてこいでは子供はすぐ疲れてしまいます。子供は歩くペースが遅いので、登るのに時間がかかってしまいますが、必ず子供のペースに合わせましょう。
山の木々などの景色を楽しみながら、慌てずゆっくり登りましょう。
②おやつ休憩をこまめにとる
遠足気分でおやつを持っていくといいと思います。子供が疲れたときは無理をせずに、できるだけ休憩を挟みながら登るとよいでしょう。
疲れたときはおやつを食べてエネルギーチャージですね!
これも子供の山登りの楽しみのひとつになっています。
③楽しくあいさつ
山登りの暗黙のルールとして、すれ違う人とあいさつするというのがあります。2人の子供にはどっちが早く元気にあいさつするかを競争させると、私が!僕が!と楽しみながらあいさつします。
楽しみながら登るのもポイントですね。
④帰りはロープウェー
行きは頑張って登ったら、帰りはロープウェーで下りるといいと思います。帰りも歩いて下山するとなると子供にとっては結構負担です。
ロープウェーに乗るのも楽しみの一つにしてしまえば、「頑張って登れたら帰りはロープウェーだよ」と言って励ますこともできます。
写真:mapio.netより
4.下山はしんどい?
逆に行きをロープウェーで登って、帰りを歩いて下山はどうなのか、この前はじめて試してみました。
個人的な感想としては、下山の方が危ないし、体に負担がかかるのではないかと思います。階段を下りる際には3歳児ではしっかりと手をつないであげないと危ないです。(5,6歳なら一人でも下りられます。)
下りは勢いがついて止まらなくなる恐れもあるので注意しましょう。
ちなみに上の娘(6歳)の感想としては、登りよりも“楽”ということでした。
まとめ
まだ子供と一緒に登ったことがない方は、一度一緒に登ってみてはいかがでしょうか。
子供の体力づくりにも健康にもいいかなと思います。
時期によってはのどが渇くのでお茶など水分を持っていくことをおすすめします。
金華山のふもとの岐阜公園には、親子で遊ぶ場所が他にもありますので、下の記事を参考にしてみてください。