子供がいる家庭なら遅かれ早かれやらなければならない子供の自転車の練習。
なかなか上達せずに苦労されている方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。
うちは子供が2人いますが、上の娘は5歳、下の息子は3歳で補助輪なしで自転車に乗れるようになりました。2人とも運動神経が特別いいわけでもありませんが、幸いさほど苦労することなく乗れるようになったので、自転車の選び方や練習方法など皆様の参考になればと思い書き残しておきます。
必ず乗れるという保証はありませんが、上達の一助にはなるかなと思います。
1.どんな自転車がいいの?
体格に合った自転車を選ぼう
体格に比べて小さい自転車では上手に乗れません。2歳~6歳まで乗れると謳っている自転車もありますが、明らかにタイヤが小さいので5歳くらいになると乗りにくくなるのではないかと思います。
実際娘の2歳の誕生日に買ってあげた「ピープル いきなり自転車12インチ」は一応6歳まで使えるとなっていましたが、5歳の段階で小さいと感じました。そこで、16インチの自転車に乗り換えたところ、割とすぐに補助輪なしで乗れるようになりました。
サイズについては子供と一緒に自転車屋さんに行って、店員さんに相談することをおすすめしますが、一応以下の目安を参考にしてください。
自転車のサイズ | 身 長 |
12インチ | 80~105cm |
14インチ | 95~115cm |
16インチ | 100~120cm |
18インチ | 105~125cm |
20インチ | 110~135cm |
補助輪付自転車で慣れよう
補助輪付で慣れてしまうと、そこから補助輪なしに移行するのが難しいという声もありますが、そんなことはありません。いきなり補助輪なしに乗る方がよっぽど難しいし、練習に付き合う親も大変です。
まずは補助輪付で自転車に乗るという感覚を体で覚えさせることが大切だと思います。
最初のうちは危ないので、親が後ろからしっかりとコントロールできるよう、アシストバーがあるといいですね。(後で説明しますが、補助輪を外して練習するときはアシストバーも外したほうがいいと考えています)
子供が気に入った自転車を選ぼう
子供が乗りたいと思う気持ちが大切なので、予算の範囲内で子供が気に入った自転車を買ってあげるのがいいと思います。
2.練習方法
練習場所
平らな道路、空き地、公園の広場などで練習しましょう。出来る限りでこぼこがない場所が理想です。
僕の家は前の道路が比較的車の行き来が少ない6m幅くらいの道路なので、主にそこで練習していました。道路で練習する場合はくれぐれも車には気を付けましょう。
ハンドルをぶれないよう固定
補助輪付のときは、後ろからアシストバーなどで親が押してあげたり、方向を変えてあげたりしました。
補助輪を外したら、思い切ってアシストバーも外してしまいましょう。
一応これには僕なりの理由があります。
補助輪付ではひとりですいすい乗れても、補助輪を外すと途端にハンドルがぶれて前に全然進めません。後ろからアシストバーでサポートしてあげてもハンドルはぶれてしまうんですね。
そこでハンドルの中央部分を持って、ぶれないよう固定してあげましょう。そこを持った状態で子供の自転車と並行しながら走っていきます。
親は腰を曲げながら走っていきますので正直大変ですが、これを何度も繰り返します。そうすると子供はハンドルをまっすぐにした状態で走ることを体で覚えていきます。
一朝一夕にはいきませんが、これを何度も繰り返したあとに、自然と手を離すと、流れで3~5mくらいこいでいってしまいます。そうしたらもう一人立ちは近いです。
少しでも自分でこげたときは誉めて誉めて誉めまくりましょう。誉めることで子供に自信がつきます。
手の離し方ですが、ボーリングの球を投げるかのように、優しく前へ押し出す感じでスムーズに離しましょう。
視線は遠くに!
これはとても大切です。娘にも息子にも「遠くを見ろ!」と口を酸っぱく言ってきました。下を見てしまうとまっすぐ進めないんですね。遠くに何か目印になるようなものを設定して、それをずっと見ながら自転車をこぐように教えます。
例えば、グラウンドに白線を引くときって、下を見ながら引くとブレブレの線になってしまいますが、常に終点を見ながら引くとまっすぐ引けるんです。これを自転車の練習にも応用してみました。
まだ上手く補助輪なしで乗れない子は、下を見ながら練習していないか確認してみてください。もしそうだったら、目線はまっすぐで遠くを見るように言ってあげてください。
子供の体格に合った自転車を選びましょう
できるだけ平らな場所で練習しましょう
親はハンドルを固定しながら併走してサポートしてあげましょう
目線はまっすぐ遠くを見るよう指導しましょう
まとめ
誰でもすぐに乗れるようにはなりません。とにかく練習することが大切です。ただ、やみくもに練習するのではなく、コツを知った上で練習のサポートをしてあげれば早く上達して親も楽ちんです。
子供がやる気になっているときがチャンスです。いっぱい練習に付き合ってあげましょう。そして少しでもできたときはちゃんと誉めてあげましょう。
➡親子で並んで自転車に乗る場合は、親が先?子が先?どっちがいいの?