だいたいどこの家庭でもアルミホイルってありますよね。
取り出す前はきれいですが、一旦取り出すとしわまるけになって元通りになりません。
そんなアルミホイルをクシャクシャに丸めたあと、ハンマーで叩き続けると、鏡のようにぴっかぴかのボール玉が出来上がるって知っていましたか。
とにかく地味な作業です。でも地味な作業の割に、(自分としては)成果が大きいことに関しては労を惜しまない僕は、早速試してみました。
子供も興味津々で見たり、一緒にやってみたりしました。
作るための材料、作り方、所要時間、完成品を写真を交えてご紹介したいと思います。
1.アルミ玉の作り方~材料編
基本は以下の2つだけです。
ない場合はどちらも100均で買うことができます。
アルミホイル(10m)
ハンマー(金槌)
より鏡面仕上げにしたい場合は、紙やすりやコンパウンド(粒子の細かい研磨剤)が必要となってきます。これについては、また後ほど触れます。
アルミ玉の大きさについては、10mのアルミホイルを全部使った場合の最終的な仕上がりは、だいたい野球ボールくらいの大きさをイメージしてください。
ハンマーについては、今回は家にあったゴム製のハンマーを使いましたが、よりピカピカに仕上げるには金属製のハンマー(金槌)で、叩く面ができるだけきれいなものを使うとよいと思います。
2.アルミ玉の作り方~手順とコツ
2-1. アルミホイルを玉の形に整える
10mのアルミホイルを切らずに、全部クシャクシャに丸めて玉の形にします。
【コツ】
はじめの段階で、できるだけ丸い球体にしておきましょう。
ここで形がいびつだと後々修正するのがとても困難になります。
2-2. アルミ玉をハンマーで叩いて形を整える
手で丸めたアルミ玉をハンマーでとにかく叩きまくります。
この時点でかなり圧縮されますので、最初に丸めたときよりぐっと小さくなります。
【コツ】
最初は柔らかいので、強く叩きすぎると形が崩れてしまいますので注意してください。最初はゆっくり様子を見ながら叩いていきましょう。
全体を回しながらまんべんなく叩くのがポイントです。
2-3. アルミ玉のつなぎ目をなくすには
やっていると下の写真のように大きなつなぎ目ができることがあります。
つなぎ目がヒラヒラしてしまう場合はなかなかくっつきませんので、ヒラヒラの部分ははさみかカッターで切ってしまいましょう。
そして切ってヒラヒラ部分が少なくなったところをひたすら叩きます。これである程度つなぎ目をなくすことができます。
もっときれいに仕上げたい場合は、あとで紹介しますが、ちょっとざらざらな机(つるつるな机では効果なし)でこすりまくるとか、紙やすりを使って磨いていきます。
2-4. ひたすら叩く&机でこする
徐々に叩く力を強くして、しわを細かくしていきます。
これをひたすら繰り返していきますが、ハンマーで叩き続けるのも疲れてきますし、きれいになるのも限界があります。
そこで、より早くピカピカにするために、ちょっとザラザラな机の板面があれば、その上でこすってみると結構効果があります。
ただし、机が汚れますのでその点はご注意ください。拭き取ればきれいになりますけどね。
2-5. とりあえず完成
ハンマーで叩き、机の板面でこすりまくった結果、ぐしゃぐしゃだったアルミホイルがここまでピカピカになりました。
硬さもカチカチです。
これでとりあえずは完成ですが、もっとピカピカに鏡面仕上げにしたいという方は、もう少し下に動画を載せておきますので参考にしてください。
応用編として、ハート型のアルミ玉をつくってみたので、気になる方はご覧ください。
3.アルミ玉の作るのにかかる時間
一気にやってしまうか、隙間時間にやるかは人それぞれだと思います。
何も考えずひたすら叩き続けてもいいでしょうし、時間がないけど作ってみたいという方はゆっくりやればいいと思います。
上のレベルのアルミ玉を作るのにかかる時間の目安は次のとおりです。
・ひたすらやり続ければ約1時間
・休み休みやれば約2時間
紙やすりやコンパウンドなどを使ってさらに鏡面仕上げにしたい場合は、もっと時間がかかります。(下に作り方の動画あり)
4.アルミ玉を作る際の注意点
音
机や床などに置いて玉をハンマーで叩くと音が結構響きます。マンション・アパートの方はご注意ください。
手に持って叩くと音が軽減されますよ。
汚れ
アルミホイルの玉を触っていると、アルミの粉が手について手が汚れます。石鹸で洗えば取れますが、汚れたくない方は手袋をするとよいでしょう。
子供
子供と一緒にやる方は、子供がハンマーで自分の手を叩いてしまわないよう気を付けてあげてください。また、大人が玉を押さえてあげる場合は、叩かれないよう注意してくださいね(笑)
5.鏡面仕上げ(動画)
引用:三浦TVさんのユーチューブ動画
ハンマーで叩いたあとに、さらに紙やすりやコンパウンドを使って鏡ばりにピカピカに仕上げることもできます。
ここまでやろうと思うと相当な時間と覚悟が必要かと思います。
紙やすりで磨く場合、紙やすりの目が粗すぎると、せっかくハンマーで叩いてきれいにした表面をめくってしまう場合がありますので注意してください。
以下を参考に、細目~極細目の紙やすりを用意しておきましょう。
また、耐水性のものを選んで、極細目の紙やすりでは水研ぎをするとよいと思います。
粗目 | #40~#100 |
中目 | #120~#240 |
細目 | #280~#800 |
極細目 | #1000~ |
Bigman(ビッグマン) 耐水ペーパーミニセット#400 #1000 #1500 #2000 #3000 各6枚 30枚入り 紙ヤスリ
動画の中で最後の仕上げとして使われていた研磨剤はこちら。
まとめ
こういう何も考えずひたすら打ち込める作業ってなかなかいいものですね。
ストレス発散するのにいいかもしれません!
出来上がった玉はなんだかかわいく思えてしまいます。
大事にしてください。
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