自宅のエアコンから水漏れがしたら結構焦りますよね。うちも初めてエアコンからの水漏れを経験しました。エアコンの使用年数は6年目とちょっとで、夏場の冷房使用がほとんどです。他の部屋にも同じエアコンをつけていますが、そちらは問題ありません。
とりあえず水漏れしている箇所の下にバケツを置いて応急措置をしました。結構な量の水が出てくるんですね。
ネットでの情報をもとに、対策を試みるも何も問題解決には至りませんでしたが、ふとしたことで原因を発見しました。
これはどこにも載っていなかった原因なので、かなりレアな事例かと思いますが、水漏れ対策の一つの参考になれば幸いです。
1.エアコン本体とドレンホースの接続不良
結論から言ってしまえば、エアコン本体に接続されているはずのドレンホースが外れていたんですね。どのエアコンも、エアコン内部で発生した水分は、ドレンホースを通じて外に排出される仕組みになっています。
エアコンの水漏れの原因を調べてみると、その8割がこのドレンホース絡みなんですね。今回も一応ドレンホース絡みなんですが、一番よくある原因とは異なります。
一番よくある原因は、「ドレンホースの詰まり」です。外のドレンホースから水が出ていなければ、まずはこの原因を疑います。
・ドレンホース内部にゴミやホコリが詰まっている
・ドレンホース先端(外)が水に浸かっている、土や葉っぱなどで塞がっている
外のドレンホースに指を突っ込んで確認してみましたが、全く汚れが感じられなかったし、先端が水に浸かっているということなどはありませんでした。
うちのエアコンは、長府製のRAY-4035SVFという温水熱源機付エアコンです。一条工務店の床暖房と連動しているエアコンなので、必然的に標準でついてくるものです。
長府製というのはあまり馴染みがないかもしれませんが、構造は似たようなものだと思いますので、参考にしてみてください。
左の方から水漏れが激しくしていました。
水漏れ箇所を探るため、カバーを開けた状態で運転しています。
拡大してみると、
今回は上の写真で、赤い部分、エアコン本体とドレンホースがうまく接続されていないことが原因でした。
なので、ドレンホースに水が流れずに水漏れしたというわけですね。水漏れの原因はエアコン本体とドレンホースの接続不良だということがわかりました。
ただ、ドレンホースもギリギリの長さしかありませんので、しっかりと接続させるのに苦労しました。エアコンを壁掛け金具から外して位置を調整しながら、うまくはめ込みます。エアコン本体が重たいので気をつけて作業してください。
作業するときは念のため、電源を抜いておいたほうがいいでしょう。
しっかりと接続できたら、エアコンを入れて水漏れがないか確認します。室内機で水漏れがないことを確認できたら、一応外のドレンホースからも水が流れてきているか確認します。流れていれば、接続がしっかりできたということなので、作業完了ということになります。
2.なぜ、接続不良になったのか?
思い当たる節はあります。
エアコンを掃除した際に、エアコン本体を壁掛け金具から外したことがあります。その際に、エアコン本体とドレンホースの接続が緩くなったことが考えられます。
エアコンを壁掛け金具から外す機会はそうないかもしれませんが、外す際にはその点にも注意するとよいと思います。
まとめ
水漏れの修理を業者に頼むと相場は1~2万円くらいだそうです。
自分で直せばタダですし、原因によっては簡単に直せてしまいます。今回のも原因を突き止めるのに時間がかかりましたが、原因さえ分かれば素人でも直せるものでした。
今回の原因のほかにも、ドレンホースの詰まりの解消方法などについては、いろんなサイトで紹介されています。
自分で直せそうなら自分で直せばいいし、無理そうなら業者に頼むのが確実かと思います。