「合計を出したいけど、SUMとSUMIFどっちを使えばいいの?」と迷ったことはありませんか。Excelで集計作業をしていると、この2つの関数の使い分けに悩む場面は意外と多いです。
結論から言うと、全部を合計したいならSUM、条件を絞って合計したいならSUMIFです。この記事では、その違いを実例つきで丁寧に解説します。
SUMとSUMIFの違いを一覧表で確認する
SUM関数の基本と使い方
SUM関数は、指定したセル範囲にある数値をすべて足し算します。Excelで最初に覚える関数のひとつですよね。
基本の書き方:
実際の使用例を見てみましょう。
SUM関数は、とにかく「範囲内の数値を全部足す」だけのシンプルな関数です。条件を気にせず全体の合計を出したいときに使います。
SUMIF関数の基本と使い方
SUMIF関数は、条件に合う行だけを絞り込んで合計します。たとえば「東京支店の売上だけ合計したい」「Aさんの担当分だけ集計したい」という場面で活躍します。
基本の書き方:
実際の使用例を5つ紹介します。
SUMIF関数で注意したい間違いとトラブル
SUMIF関数を使い始めると、いくつかのつまずきポイントがあります。よくある間違いをまとめました。
- 範囲と合計範囲の行数が違う:A2:A10(9行)に対してB2:B20を指定すると意図しない結果になります。必ず同じ行数にしましょう。
- 数値条件をダブルクォートで囲み忘れる:
>1000は文字列として">1000"と書く必要があります。 - 文字列の前後にスペースが入っている:「東京 」(スペースあり)は「東京」と一致しません。TRIM関数で事前に整理するのがおすすめです。
- 合計範囲を省略する場面の誤解:合計範囲を省略すると、条件範囲そのものを合計します。条件列と合計列が同じ場合のみ省略できます。
- 複数条件はSUMIFSを使う:SUMIF関数は1条件のみです。「東京かつ売上1000以上」のような複数条件はSUMIFS関数を使います。
コピペで使えるSUM・SUMIFテンプレート集
よく使う場面別にテンプレートをまとめました。セル参照だけ自分のシートに合わせて変えれば、すぐに使えます。
【テンプレート1】月別の合計(SUM)
B2〜B31に1ヶ月分の日次データが入っている場合の合計。
【テンプレート2】担当者別の売上集計(SUMIF)
A列:担当者名、B列:売上金額、E2:集計したい担当者名のセル。絶対参照にすることでオートフィルに対応。
【テンプレート3】特定の値以上のみ合計(SUMIF)
B列が10,000以上の行だけを合計。予算超過の把握などに便利です。
【テンプレート4】特定文字を含む行を集計(SUMIF+ワイルドカード)
商品名や部門名に特定のキーワードが含まれる行だけを抽出して合計できます。
【テンプレート5】複数条件の集計(SUMIFS)
A列が「東京」かつB列が10,000以上の行のC列を合計。複数条件はSUMIFS関数を使います。
SUMとSUMIFの違いに関するまとめ
SUMは条件なしで範囲内の数値をすべて合計する関数です。
SUMIFは条件に一致した行だけを絞り込んで合計します。
「全体の合計」ならSUM、「部門別・担当者別など条件付きの合計」ならSUMIFを選びましょう。
複数の条件で絞り込みたい場合は、SUMIFS関数が対応しています。
テンプレートをベースにセル参照を書き換えるだけで、日々の集計作業がスムーズになります。
