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SUMとSUMIFの違いとは?条件付き集計をExcelで使いこなすための完全ガイド

「合計を出したいけど、SUMとSUMIFどっちを使えばいいの?」と迷ったことはありませんか。Excelで集計作業をしていると、この2つの関数の使い分けに悩む場面は意外と多いです。

結論から言うと、全部を合計したいならSUM、条件を絞って合計したいならSUMIFです。この記事では、その違いを実例つきで丁寧に解説します。

目次

SUMとSUMIFの違いを一覧表で確認する

比較項目 SUM SUMIF
目的 指定範囲の数値をすべて合計 条件に一致した行だけを合計
引数の数 1〜255個(範囲や数値) 3つ(範囲・条件・合計範囲)
条件指定 できない できる(文字列・数値・ワイルドカード)
複数条件 非対応 非対応(複数条件はSUMIFS)
使いやすさ 非常にシンプル 少し慣れが必要
代表的な用途 月の売上合計・在庫合計 部門別集計・担当者別売上

SUM関数の基本と使い方

SUM関数は、指定したセル範囲にある数値をすべて足し算します。Excelで最初に覚える関数のひとつですよね。

基本の書き方:

=SUM(数値1, [数値2], …)

実際の使用例を見てみましょう。

# 数式例 内容
1 =SUM(B2:B10) B2からB10の合計
2 =SUM(B2:B10, D2:D10) B列とD列の数値をまとめて合計
3 =SUM(100, 200, B2) 数値とセルを混在させて合計
4 =SUM(B:B) B列全体の数値を合計(見出し行は自動的に無視)
5 =SUM(A1:A5)*1.1 合計に消費税(10%)を加算

SUM関数は、とにかく「範囲内の数値を全部足す」だけのシンプルな関数です。条件を気にせず全体の合計を出したいときに使います。

SUMIF関数の基本と使い方

SUMIF関数は、条件に合う行だけを絞り込んで合計します。たとえば「東京支店の売上だけ合計したい」「Aさんの担当分だけ集計したい」という場面で活躍します。

基本の書き方:

=SUMIF(範囲, 検索条件, [合計範囲])
引数 意味
範囲 条件を確認する列 A2:A100
検索条件 絞り込む値や文字列 “東京”, “>1000”
合計範囲 実際に合計する列(省略可) B2:B100

実際の使用例を5つ紹介します。

# 数式例 内容
1 =SUMIF(A2:A10,”東京”,B2:B10) A列が「東京」の行のB列を合計
2 =SUMIF(B2:B10,”>1000″,B2:B10) B列の値が1000より大きいものだけ合計
3 =SUMIF(A2:A10,”<>大阪”,B2:B10) 「大阪」以外の行だけを合計
4 =SUMIF(A2:A10,”*田*”,B2:B10) 「田」を含む名前の行を合計(ワイルドカード)
5 =SUMIF(A2:A10,D2,B2:B10) D2セルの値を条件として動的に集計

SUMIF関数で注意したい間違いとトラブル

SUMIF関数を使い始めると、いくつかのつまずきポイントがあります。よくある間違いをまとめました。

  • 範囲と合計範囲の行数が違う:A2:A10(9行)に対してB2:B20を指定すると意図しない結果になります。必ず同じ行数にしましょう。
  • 数値条件をダブルクォートで囲み忘れる>1000は文字列として">1000"と書く必要があります。
  • 文字列の前後にスペースが入っている:「東京 」(スペースあり)は「東京」と一致しません。TRIM関数で事前に整理するのがおすすめです。
  • 合計範囲を省略する場面の誤解:合計範囲を省略すると、条件範囲そのものを合計します。条件列と合計列が同じ場合のみ省略できます。
  • 複数条件はSUMIFSを使う:SUMIF関数は1条件のみです。「東京かつ売上1000以上」のような複数条件はSUMIFS関数を使います。

コピペで使えるSUM・SUMIFテンプレート集

よく使う場面別にテンプレートをまとめました。セル参照だけ自分のシートに合わせて変えれば、すぐに使えます。

【テンプレート1】月別の合計(SUM)

=SUM(B2:B31)

B2〜B31に1ヶ月分の日次データが入っている場合の合計。

【テンプレート2】担当者別の売上集計(SUMIF)

=SUMIF($A$2:$A$100, E2, $B$2:$B$100)

A列:担当者名、B列:売上金額、E2:集計したい担当者名のセル。絶対参照にすることでオートフィルに対応。

【テンプレート3】特定の値以上のみ合計(SUMIF)

=SUMIF(B2:B100, “>=10000”, B2:B100)

B列が10,000以上の行だけを合計。予算超過の把握などに便利です。

【テンプレート4】特定文字を含む行を集計(SUMIF+ワイルドカード)

=SUMIF(A2:A100, “*キーワード*”, B2:B100)

商品名や部門名に特定のキーワードが含まれる行だけを抽出して合計できます。

【テンプレート5】複数条件の集計(SUMIFS)

=SUMIFS(C2:C100, A2:A100, “東京”, B2:B100, “>=10000”)

A列が「東京」かつB列が10,000以上の行のC列を合計。複数条件はSUMIFS関数を使います。

SUMとSUMIFの違いに関するまとめ

SUMは条件なしで範囲内の数値をすべて合計する関数です。
SUMIFは条件に一致した行だけを絞り込んで合計します。
「全体の合計」ならSUM、「部門別・担当者別など条件付きの合計」ならSUMIFを選びましょう。
複数の条件で絞り込みたい場合は、SUMIFS関数が対応しています。
テンプレートをベースにセル参照を書き換えるだけで、日々の集計作業がスムーズになります。

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